IPython Notebookは1.x系をさくらVPS上で稼動させていたんだが、再起動の方法すら忘れてしまったのでこれを期に稼動場所移設と2.0.0にバージョンアップする事にした。以下気づいた事メモ
Macで動かし易くなった
Virtualbox上で稼動させようと思っていたが、試しにMacOSX上にセットアップしたらすんなり動いた。コマンドはbrew installとpip installだけで済む。ただ、virtualenv環境を使うと、brewで入れたsipやPyQTが使えないので一気に面倒な事に。matplotlibのbackendも変更が必要になったり、ハマり所が増える。pyenvやvirtualenvを使わずにbrewで入れたPython2.7の環境に全部入れてしまうと楽。--pylab=inlineが非推奨に
Please Stop using Pylab
http://nbviewer.ipython.org/github/Carreau/posts/blob/master/10-No-PyLab-Thanks.ipynb?create=1
以前からやりすぎ感はあったので同意。今後はそれぞれimportして使うようにした。
import matplotlib.pyplot as plt import numpy as npmatplotlibの描画結果をインラインに展開するには
%matplotlib inlineする
.ipynbファイルを置くだけで認識される様になった
importする手間が無くなった!! 次のディレクトリ認識との合せ技で、人の書いたnotebookの利用が非常に簡単になった。セキュリティモデルの追加
コード実行による影響を抑えるために他人が作成したセルはnotebookを開いた時に勝手に実行されなくなった。詳しくはドキュメント参照。
Security in IPython notebooks
http://ipython.org/ipython-doc/dev/notebook/security.html
http://ipython.org/ipython-doc/dev/notebook/security.html
ディレクトリを認識する様になった
notebook群を管理しやすくなった。プロジェクト毎にnotebookを管理するgitリポジトリを分けたり。git submoduleでscientific-python-lecturesを取りこんだり。よく参照するリポジトリを取りこんだら、ルートは以下の様になった。nbconverterがIPython本体に取りこまれた
ブログ貼り付け用のHTMLを作る場合はipython nbconvert --to=html --template=basic notebook_root/hoge.ipynbでいける。
まとめ
環境がいっそう作りやすくなった。自分用のセットアップスクリプトをまとめてgithubに上げたので、使い方を忘れるという事態はこれで避けられるはず。
hagino3000/ipython-notebook-starter
https://github.com/hagino3000/ipython-notebook-starter
https://github.com/hagino3000/ipython-notebook-starter