社内のハイパフォーマンスブラウザネットワーキング勉強会、12章「HTTP 2.0」の担当をしたのですが、現在の仕様(draft 14)と異なる点がいくつかあったので資料にしました。
大きな所はヘッダ圧縮の手法として紹介されていた「ヘッダの差分だけ送る」という所が無くなった点かな。
サーバープッシュのインパクト
アプリケーションエンジニア目線だと実際の工数にインパクトがありそうなのはサーバープッシュだろうか。リソースの優先ロード、遅延ロードといった処理をブラウザと通信プロトコルが受け持ってくれれば、アプリケーションの開発者はその分楽ができて良い。画像のbase64インライン化やJSファイルの結合といった処理も、modpagespeedの様なミドルウェアにまかせるアプローチに徐々に移行していくかもしれない。中間装置まわりの話
普段は意識していない所なので中間装置がどうといった話はイメージがつかみにくい。例えばTLSの終端がHTTP/2の終端なのかどうか、例えばロードバランサの中はもうHTTP1.1となるのか、あたりは疑問が残ったのでまた調べようと思う。ハイパフォーマンス ブラウザネットワーキング ―ネットワークアプリケーションのためのパフォーマンス最適化 Ilya Grigorik,和田 祐一郎,株式会社プログラミングシステム社 オライリージャパン 売り上げランキング : 94924 Amazonで詳しく見る by AZlink |