2014-04-30

IPython Notebookを2.0にアップデートした

IPython Notebookは1.x系をさくらVPS上で稼動させていたんだが、再起動の方法すら忘れてしまったのでこれを期に稼動場所移設と2.0.0にバージョンアップする事にした。以下気づいた事メモ

Macで動かし易くなった

Virtualbox上で稼動させようと思っていたが、試しにMacOSX上にセットアップしたらすんなり動いた。コマンドはbrew installとpip installだけで済む。ただ、virtualenv環境を使うと、brewで入れたsipやPyQTが使えないので一気に面倒な事に。matplotlibのbackendも変更が必要になったり、ハマり所が増える。pyenvやvirtualenvを使わずにbrewで入れたPython2.7の環境に全部入れてしまうと楽。

--pylab=inlineが非推奨に

以前からやりすぎ感はあったので同意。今後はそれぞれimportして使うようにした。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
matplotlibの描画結果をインラインに展開するには
%matplotlib inline
する

.ipynbファイルを置くだけで認識される様になった

importする手間が無くなった!! 次のディレクトリ認識との合せ技で、人の書いたnotebookの利用が非常に簡単になった。

セキュリティモデルの追加

コード実行による影響を抑えるために他人が作成したセルはnotebookを開いた時に勝手に実行されなくなった。詳しくはドキュメント参照。

ディレクトリを認識する様になった

notebook群を管理しやすくなった。プロジェクト毎にnotebookを管理するgitリポジトリを分けたり。git submoduleでscientific-python-lecturesを取りこんだり。よく参照するリポジトリを取りこんだら、ルートは以下の様になった。

nbconverterがIPython本体に取りこまれた

ブログ貼り付け用のHTMLを作る場合は
ipython nbconvert --to=html --template=basic notebook_root/hoge.ipynb
でいける。

まとめ

環境がいっそう作りやすくなった。自分用のセットアップスクリプトをまとめてgithubに上げたので、使い方を忘れるという事態はこれで避けられるはず。




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